一晩明ければ案外そんなもん
9月1日~14日迄ベトナムのホーチミン、カンボジアのシェムリアップ、そしてタイのバンコクをぶらぶらして来ました。
暇を持て余して半分思い付きで出発してしまった感はありましたが、とても充実した2週間を過ごすことが出来て結果としては申し分の無いほど良い旅になりました。細かいことは写真も交えて後日書き記すとして今回は旅の総括というか、そんな感じです。
2週間の旅行から帰宅して、間髪入れずに早速のバイトだったのだけどコレが自分でも驚くほどにしっくり来てしまった!2週じゃ身体に染み付いた生活は抜けないよなぁと実感させられます。でもホントに自分でもビックリして、実は一人旅なんてのはバイトの最中ヒマ潰しにボーッと浮かんでいた自分の妄想だったんじゃないかと思うほどでした。何か字にしてみるとB級カルト映画のオチみたいだな。
海外一人旅となると何か特別な理由を求めたくなるというか、「俺カッケー」的な(もちろん傍目に見てカッコいい旅をなさってる方もおられますが)、ポエム吟じちゃう的な身の構え方をしてしまうイメージなんですが、いざ蓋を開ければ自分の場合はのほほんと、観光旅行として完結した感じです。
こういう旅行って若者の特権のように思われる節があるし、自分でも行く前はそう思っていたけど実際は年齢とか関係無いんだなと痛感しました。少なくとも自分は社会人になっても60になっても100歳になっても、思い立ったらふらっと旅に出られるような気概でいたい。アンコールワットの階段は60歳にはキツイだろうけど。
とりあえず多少のことには動じなくなったし、あと信号無視は上手になったかなぁ。ベトナム初日は道路の横断も出来ず一体どうなることやらと、子供は漫画読みながら渡っていくし野良犬もヒョイヒョイ行っちゃうしで、俺は犬以下かーと落ち込んだものですが。病気も怪我もせずに帰ってこられたし、思い返せば天気にも恵まれていたし良いことだらけだ。日焼けは見事にTシャツ型なのでちょっと恥ずかしい。
たまに旅に出ることで、何気なく過ごしている普段の生活が引き締まる感じがします。日常と旅とが人生の中でセパレートされることで相対化するというか、旅先にいる自分と同じように日常にいる自分もその場での面白いことつまらないことその他諸々を全力で享受しようという気持ちになれるというか。自分でも何書いているのかよく分からなくなってきた。
ともかく、これからまた延々続く普段の生活もそうやって過ごせば楽しいんじゃないかな。と言いつつ冬場の格安航空券をググったりしています。
陸を往くシェムリアップ(前)
9月6日
前日にバンコク入りでちょっと変ったドミトリーの「スネタ ホステル カオサン」泊。朝出発なのにフロントが空っぽで集合時間に遅れる。
サワディーアンコールツアーのカオサン発混載プラン利用でカンボジアのシェムリアップに向かいます。まず国境まで5時間、外はあいにくの雨。
タイ出国&カンボジア入国。てくてく歩きます。
かなりはしょってますが、この時点で結構疲れてます。ってかもう晴れてますね。
言われるがままにタクシーに詰め込まれ、そのまま3時間くらい一本道を走り続けます。ここから宿泊込みのツアー組だけに。
時折強い雨に襲われながらもシェムリアップの「サワディーアンコールイン」着。
シェムリアップキッズ。
パブストリート、お洒落な街並みです。
パブストリートのレストランからの眺め。この後、また雨で大変なことに。
ナイトマーケットをチラ見し1日目はおしまい。
9月7日
ツアー2日目、移動はまさかのトゥクトゥク2時間コース。ハードだけど楽しかった。
いろんな景色が見られます。観光客と分かってか、子どもたちが手を振ってくることもしばしば。
舗装されてない道が多いので揺れに揺れました。
ベンメリア遺跡に到着しました。
鉈ガール。
『天空の城ラピュタ』のモデルともいわれ、日本人に人気の模様。現地ガイドのアニキと共に中を見て回ります。
門、回廊、図書館。
ぐるっと一周して最初の門の裏側まで。内戦で半壊した遺跡は自然と同化しつつあるように見えます。
ベンメリアキッズ。
オールドマーケットの観光を経て、オプショナルツアーの湖へ。
恐怖の$10コーラ事件。この子が舟に乗り込んで飲み物を売りつけてきます。$10札渡したらお釣りは返ってきませんでした……。
悲しみに暮れる。さらば$10……。
水上の建物よりサンセット観賞。色々います。
雲が多くてモヤモヤ。よく分からないタイミングで帰ることに。
写真だといい感じ?
夜は新しいナイトマーケット内のMONICA BARへ。日本語ガイドのローズさん経営。
オススメのポークチョップやジャグリングなカクテルを楽しみました。
後半へつづく。
色々ヤバい!スイティエン公園に突撃
9月3日
ホーチミン3日目。この日はかねてから行きたいと思っていたスイティエン公園へ。公園とはいっても某夢の国的なアミューズメントパークで、中にはゲーセンから観覧車、お化け屋敷にプールまであるという充実っぷりです。しかしこのスイ・ティエン公園、なかなか一筋縄ではいかない遊園地なのでした……。
アクセスですが、ベンタイン・バスターミナルから出ている19番バスに乗ればそのうち着きます。だんだん市街地を離れていくのでかなり不安になりましたが、ちゃんと着きます。2012年9月時点でのバスチケットは5000ドン(20円くらい)。バスに乗り込んでしばらくボケーっとしてるとチケット売りのお兄ちゃんが車内を回りだします。これでどこまででも乗り放題という超お得仕様だから、1回経験しちゃうとタクシーが使えないね。
1時間くらいで明らかにそれまでの街並みとは違ったエリアへ到着。スイティエン公園の馬鹿でかい門からは既にヤバそうな雰囲気が漂っている……!!
ここまで来ちゃうとほぼオールベトナム語。バスでも英語はイケませんでした。
チケット売り場では「アダルト!」と言ったら何とかなって、大人1枚70000ドンにて無事チケット購入。子供は半額だったかな。遊園地としては格安ですが、中のアトラクションは別料金だったり。現在はどうか分からないけど、かつての後楽園ゆうえんちみたいなイメージ。
ホーチミン市民が遊びに来る場所という感じで、この日見かけた観光客はごくわずかでした。上記のとおり、アクセスが良いとは言えないですからね~。
【スイティエン公園のここがヤバい①】スケール感がおかしい
やたらとデカい像がいたるところにあります。↓はゲートをくぐって早速お出迎えしてくれる像ですが、とにかく大きい。そして大きいことにまるで意味を見出せないという。
ゴールデン騎士?像。これは大きすぎるのと場所が悪いのとで、おそらくこいつの顔をまともに拝める場所がありません。観覧車から見えたりするのかな?
その観覧車と。ちょっと怪獣映画ぽくてこの写真は気に入っています。
【スイティエン公園のここがヤバい②】まぶし過ぎる色彩
金は基本。
日差しに映えます。日差しもまぶしくてまぶしいの2乗。そういえば噴水もやたらと多いです。
なんだかトロピカル。そしてやっぱり水を吐くのです。
【スイティエン公園のここがヤバい③】ゆるい
結局これに尽きるんだろうなぁ。園内いたるところにこの集金ボーイが佇んでいます。
いっぱいいる、蛙。
悪そうなスワンボートだなぁ。
急な出兵。
こわい。
そしてこの笑顔である。
途中からツッコむのに疲れて写真も撮ってませんでしたが、もっと色々とアレな物に出会える場所なのでオススメです。とはいえテーマパーク、メイン客層は親子連れとカップルという一人旅の野郎の心をえぐってくる様なところでもあるのです。。。
おまけ:帰り方
帰りのバスは公園前の道路を挟んだ反対側で待ちます。ゲート出て左手の歩道橋で渡れるので安心。チョ・ベンタインと書いてあるバスなら多分どれもバスターミナル行きですが、行きと同じ19番も来るので不安ならそれに乗るべし(←ビビッて19番来るまで待った人)